【書評】やり抜く力 GRIT(グリット)
はじめに
今回紹介するのは以下の書籍です。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を読んで
7章「練習の法則」がとても興味深く、自分の経験と照らし合わせても納得したものだったので紹介したいと思います。その中で以下のようなことが触れられています。
- 楽な練習はいくら続けても意味がない
- 猛練習で極度の疲労に追い込むだけでもダメ
- 練習の記録をつけて良く出来た点と出来なかった点を洗い出す
- 周りから正しいフィードバックを受ける
- 目標を設定しクリアすることを繰り返す
- 上達するためには「意図的な練習」が必要
僕は筋トレが好きで3年半ほど続けていますが、自分の経験を思い返して結果が出たときと出ないときで、練習の法則が見事に当てはまっているなと感心しました。
ただ漠然とメニューをこなすだけの練習をやっているときは成果がほとんどなく、記録を付け、目標を明確に設定し挑戦する練習をやっているときは目に見える成果が出ました。筋トレ部長からのフィードバックを真摯に受け止めてメニューに取り入れるように変えたことも大きく成長出来た要因になったと思います。今後はさらに練習の法則を取り入れて次の目標に挑戦したいと思っています。
この章を読むだけでも価値があると思うので、筋トレやってる人もそうでない人にもオススメです。本の後半には子供や部下のやり抜く力を育てるためのヒントも紹介されているので、多くの人に役立つ内容だと思います。
おすすめの人
- 何かに取り組んでいて自分の能力を向上させることが好きな人
- やり抜く力を持った子供に育てたい人
- 部下や後輩のやり抜く力を向上させたい人
本書の構成
[PART1]
「やり抜く力(グリット)」とは何か? なぜそれが重要なのか?
第1章:「やり抜く力」の秘密
なぜ、彼らはそこまでがんばれるのか?
第2章:「才能」では成功できない
「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの
第3章:努力と才能の「達成の方程式」
一流の人がしている当たり前のこと
第4章:あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?
「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト
第5章:「やり抜く力」は伸ばせる
自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」
[PART2]
「やり抜く力」を内側から伸ばす
第6章:「興味」を結びつける
情熱を抱き、没頭する技術
第7章:成功する「練習」の法則
やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法
第8章:「目的」を見出す
鉄人は必ず「他者」を目的にする
第9章:この「希望」が背中を押す
「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる
[PART3]
「やり抜く力」を外側から伸ばす
第10章:「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法
科学では「賢明な子育て」の答えは出ている
第11章:「課外活動」を絶対にすべし
「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果
第12章:まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう
人が大きく変わる「もっとも確実な条件」
第13章:最後に
人生のマラソンで真に成功する
以上です。